Vol.4 広報編

「TSUTSUMI(ツツミ)」は、職人の技と徹底した品質管理、ダイヤモンドを世界中から直接買い付けることで、類を見ないTSUTSUMI独自のフェアプライスを実現し、全国に約160店舗と日本最大級の店舗数を誇るジュエリーブランドです。

全国展開のジュエリーブランドなので、TSUTSUMIのショップを見かけたことがある人も多いのでは? なんとなく知っているけれど、実はよく知らないTSUTSUMIのブランドとしての魅力を深掘りしていきたいと思います。

TSUTSUMIというブランドを知るプロフェッショナルインタビュー、第4回目は、広報さんを迎えてお話をうかがいました。広報になったきっかけや、TSUTSUMIの広報としてのこだわりをはじめ、印象に残っているエピソードやお気に入りのジュエリーなど、ひとつのジュエリーを作りあげるまでのリアルなお仕事の内容、広報としての心構えなどを編集部が聞きました。

そもそも広報のお仕事とは?

広報とは、自社の商品やサービス、企業活動などの情報を社内外に発信する仕事です。ブランドのイメージを築くブランディングや、メディアの取材対応、社内情報の収集、SNSやブログの配信などが主な仕事とされています。企業によってはプレスリリースも作成します。

回答してくれたのはこの方!
丁寧にわかりやすく説明してくださった
TSUTSUMIの広報さん

リアルな話が聞けるので
取材が大好き、好奇心旺盛な
ジュエリー担当・編集部スタッフ

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TSUTSUMIの広報になったきっかけ

最初に、現在のお仕事に至るまでの経緯を教えてください。
新卒でTSUTSUMIに入社し、約半年ほどショップスタッフとして販売を経験しました。その後、商品部に配属され、ピアス、イヤリング、ペンダント、ブローチなどの発注、商品管理を担当。組織変更などを経て、広報の仕事をするようになりました。
商品管理から広報に配属になったのですね。
はい。組織変更前のTSUTSUMIのプロモーションは折込みチラシがメインで、販売促進を担う課が対応していました。TSUTSUMIが成長していく中で、ブランディングに力を入れていこうというタイミングが訪れ、新たに広報業務を担う部門ができました。その際に、「やってみないか」と声をかけていただきましたことが広報としてのスタートになります。
声がかかったときは、どんな気持ちでしたか?
「なぜ私が?」と驚きました(笑)。広報の仕事は何も知らないし、会社としてもゼロからのスタートだったので私で大丈夫かなと。でも、この転機がなかったら、広報の仕事をすることがなかったのでよかったと思っています。

TSUTSUMIの広報の仕事とは?

担当されているお仕事の内容を教えてください。
主に、TSUTSUMIを知ってもらうための活動に携わっています。カタログ、公式HP、SNSなどを通じて社内外に発信する情報が、デザイナーの意図やTSUTSUMIのコンセプトをしっかり反映しているかどうかを管理しています。
社内に向けたブランディングの浸透のほか、スタイリストへ商品の貸し出し、タイアップ記事の対応、広告代理店との新商品のプロモーションなども行っています。 雑誌のトレンドジュエリー特集で取材を受けた際は、企画部門にトレンドを聞いたりなど連携し対応することもあります。
現在、TSUTSUMIの広報は何名いらっしゃるんですか?
広報の仕事をしているのは私1人です。あとは制作チームにデザイナーとカメラマンが合わせて5名います。
とても幅広い業務を対応されているのですね!

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ブランディングにはどう携わっているの?

ブランディングについて詳しく聞かせてください。
ブランディングのひとつとして、新商品のカタログ制作があります。TSUTSUMIの場合は外部のアートディレクターと協力してブランディングのイメージを作っていきます。
広報としては、商品を手掛けたデザイナーにコンセプトやジュエリーに込めたストーリーをヒアリングし、しっかり理解した上でアートディレクターに伝えることが重要です。
アートディレクターはその情報をもとにクリエイティブを考えていくのですね。
はい。アートディレクターが提案したイメージが、デザイナーの意図を反映しているか、TSUTSUMIのコンセプトである“親しみやすさ”と“本物感”が表現できているかなどをチェックします。社長も交えた場で、意見を出し合いながらイメージを固めていきます。
なるほど、そうやってTSUTSUMIらしさを生み出しているのですね。
カタログ完成後は社内に向けて、クリエイティブで表現していること、カタログを作った目的などを説明します。

広報から見たTSUTSUMIの魅力とは?

photo:イメージ
 
ズバリ、TSUTSUMIの広報の魅力をひと言で表すと?
コミュニケーションのしやすさですね! TSUTSUMIは一貫体制なので、デザイナー、バイヤー、職人など、商品ができあがるまでの過程に関わる人たちとの距離がとても近いんです。現場で直接実物を見ながら、それぞれの想いやこだわりを聞くことができます。デザイナーも職人も、細かい部分にまでこだわってジュエリーを作っているので、しっかり見せてあげたいという気持ちが強くなります。
ライブ感もあり、イメージがダイレクトに伝わりますね。
商品でわからないことがあると、すぐにデザイナーに聞きに行っちゃいます(笑)。メールでやりとりするよりもそのほうが早いので。
直接話をすることで、細かなニュアンスやこだわりもお互い伝えやすくなりますね。
ショップスタッフの声も届きやすく、「お客様にはこういうイメージのほうが喜ばれるんじゃないか」という意見を聞くこともあります。しっかり見てくれているんだとうれしくなります。
接客されるみなさんが自分事として捉えられているのですね。
常にお客様と接しているショップスタッフの声は貴重なので、今後も意見が言いやすい環境作りをしていきたいです。

広報としてこだわっていることは?

TSUTSUMIの広報として大事にしていること、こだわっていることを教えてください。
ジュエリーを製作しているスタッフ、お客様にお届けしているショップスタッフの熱意をしっかりと伝えていくことを大切にしています。 どんな小さなジュエリーにもストーリーがあるので、商品に込められた想いや魅力が、ひとりでも多くの方にしっかりと伝わるように、コミュニケーションを大事にしながら、取り組んでいます。
 

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TSUTSUMIの広報になるには?

TSUTSUMIの広報に向いているのはどんな人だと思いますか?
私も専門的に広報業務を勉強してきたわけではないので……。偉そうなことは言えませんが、幅広く人と関わる仕事なので、社交的な人が向いていると思います。あとは、何よりジュエリーが好きであること! ジュエリーが好きなら、興味をもって、能動的に仕事に取り組むことができるはずです。自分のアンテナを広げたり、感度を高めたりすることも大事ですね。
TSUTSUMIに入社したのは、もともとジュエリーが好きだったからですか?
はい。母も祖母もジュエリーが好きで、私も小さい頃からジュエリーが大好きです。大学生のときにTSUTSUMIのジュエリーを買ってもらったりしていました。埼玉県出身なのでTSUTSUMIは身近な企業でした。
 

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思い出に残っているエピソードを教えてください

オリジナルブランドのカタログで、ヨーロッパの雪山をイメージしたビジュアル作りをしたことです。クラシックカーをレンタルして、広大な自然を楽しめる県内の公園施設で撮影しました。屋外でクラシックカーまで借りて撮影したのは初めてだったので、印象に残っています。5月に撮影したのでシーンの作り込みが大変でした。
どうやってシーンを作ったのですか?
撮影スタッフさんたちがクラシックカーの周囲でスモークを炊いて、車窓に霧吹きをしたりして、一生懸命ヨーロッパの雪山の世界観を作り上げていきました。仕上がった写真では、ちゃんと冬のヨーロッパのビジュアルになっていたので感動しました!

オススメのジュエリーを教えてください!

TSUTSUMIの商品を知り尽くした広報として、オススメしたいブライダルリングや新作のジュエリーがあれば教えてください。
ブライダルリングは「CONCERTO -コンチェルト-」シリーズから、ペアとなるふたつのリングのウェーブが逆になっているブライダルリングをオススメします。ふたつのリングをあわせるとハートになる、隠れハートがコンセプトです。右上がりか、右下がりになるかで、指にはめたときの印象が異なるのも特徴です。
このデザインは、ウェーブが緩やかで、やさしい印象に見せることができます。新作では、指輪のラインにこだわったエンゲージリングがオススメです。


※上記エンゲージリングは8月中旬の発売を予定しております。詳細は店舗スタッフまでお声がけください。

このエンゲージリングのオススメポイントを教えてください。
「マリッジリングとの重ね着けがステキに見えるエンゲージリングを作ってほしい」というショップスタッフからの要望で生まれた指輪で、ウェーブのラインやダイヤモンドをセットする位置にこだわってデザインされています。
左右にメレダイヤモンドをセットし、対になっているのがポイントです。重ねづけをしたときの見え方がとってもキレイなので、ぜひ店頭で結婚指輪と合わせて試着をしてみてください!
 

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やりがいを感じるのはどんなとき?

最後に広報のやりがいを教えてください。
ジュエリーが誕生する過程で込められた想いをくみ取り、いろんな人と協力しながら、イメージ通りのブランディングができたときはとても嬉しいですね。キレイに仕上がったカタログを見たときは、やはり達成感があります。また、出来上がったものが社内外でよい評価をいただけたときもやりがいを感じます。

編集部のまとめ

TSUTSUMIというブランドを知るプロフェッショナルインタビュー。第4回目には、広報さんを迎えてお話をうかがいました。

ジュエリーの広報と聞くと、商品の情報を発信する印象が強かったのですが、TSUTSUMIの広報さんはブランディングにも大きく関わり、しかも多岐にわたるお仕事を1人で担っていることに驚きました。経験ゼロからのスタートにも関わらず、広報として立派にお仕事をされているのは、「TSUTSUMIのジュエリーが大好き」という熱い想いが根底にあるのだと実感しました。

TSUTSUMIのジュエリーを見るとき、ひとつひとつに込められた想いやストーリーをパンフレットやSNS、店頭でぜひ感じてみてください! 

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